韓米日三国間関係破壊を狙う、北朝鮮「Gat-Geun Tactic(ガックン戦術)」

11.21.2019.

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By Tara O, East Asia Research Center

ガットは李氏朝鮮時代に韓国人が着用していた帽子である。帽子には大きなつばがあり、二本の紐が顔の両側を通って顎下で結ばれることによって帽子を固定する。金日成の「Gat-Geun Tactic(ガックン戦術)」(41:05)によると、1つの紐は南韓の米国との同盟関係を表し、もう1つの紐は南韓の日本との関係を表している。1本の紐を切れば帽子は吹き飛ばされる。このように、韓国と日本との関係を破壊すれば韓国自体が崩壊するが、それが正しく北朝鮮の建国者金日成によるガックン戦術の説明であり、金一族政権の反南韓戦術の一部である。

米韓(大韓民国)同盟は、外部の脅威、特に北朝鮮から生じる脅威から70年近く韓国を守ってきた。

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米国と日本も同盟国であり、この同盟は地域の安全にとって重要である。韓国と日本には正式な相互防衛条約はないために厳密には同盟国とはいえないが、それでも両国間の関係は重要である。日本は韓国の国防に対し重要な役割を果たしている。朝鮮半島での不測の事態または戦争の場合、国連派遣国の軍隊と物資が韓国に行く前に集結するための七つの国連基地を提供している。国連基地を超えて、韓国、日本、米国の三ケ国は共に働くことによって相乗効果を生み出している。

また、この三ケ国は地域の自由を守るために団結しているという宣言にもなっている。

北朝鮮はこの三国間関係の重要性を理解しており、それを壊したいと考えている。

北朝鮮の目標は、過去も現在も自らの支配のもとで朝鮮半島全体を統一することである。北朝鮮の方法は、デイビッド・マックスウェル大佐によってしばしば強調されるように、転覆、強制、脅迫、および力である。国境の向こう側にある競合するシステムが,人々の生き方,つまり食料の安定供給,医療,富,技術,自由においてはるかに優れている限り,その正当性を維持することはできない. このことは、韓国の存在そのものが金一族政権の正当性に対する脅威であることを意味する。

北朝鮮政権は、韓国を乗っ取り、朝鮮半島全体を支配したいと考えている。しかし、ここに一つの障害がある:韓国に駐留する米軍基地と韓国の米国との全般的な同盟がそれである。北朝鮮にとっての答えは、韓国から米軍を撤退させ、同盟関係を破壊することである。北朝鮮はそのための直接的および間接的な努力を実行してきた。

The Gat Korean had 2 strings.

北朝鮮をしばしば称賛する韓国のさまざまなグループから、在韓米軍の撤退を求める声があげられてきた。しかし、多数の韓国国民は韓国と米国の同盟を支持している。

北朝鮮は他に何ができるのか?日本に焦点を当てることである。歴史的な恨みを強調することによって維持されてきた韓国人の中にある反日感情を利用して韓日関係の絆を弱めることがそれである。

金日成がガックン戦術という言葉を最初に使ったのは、1969年にスパイと工作員を訓練する金正日政治軍事大学でスピーチを行ったときである。後に朝鮮人民軍に派遣されて北朝鮮軍の役人を監視する政治役員を訓練するための金日成政治大学の卒業式での演説で、金日成は1972年にこの戦術を再び強調した。

韓国に亡命した人物の中での北朝鮮における最上級幹部であった黄長燁は、北朝鮮政権は統一前線戦術の一部として韓米同盟及び韓日関係の弱体化のためにガックン戦術を全面的に利用したと語っている。

これが北朝鮮の戦術であることを考えると、なぜ文在寅政権は、日本との軍事情報安全保障協定(GSOMIA)を更新しないと発表したのか?しかも彼は先月タイに行ってGSOMIAの署名を行ったというのに。タイとはGSOMIAに署名するが、日本との間に存在しているGSOMIAを終わらせるというのはその意味が分からない。

青瓦台は、日本とのGSOMIAを終わらせるという韓国の決定を米国は理解していると主張したが、米国は彼らが米国の理解を求めたという事実はないと言っている。「共に民主党」の国会議員李ヘチャンは、「GSOMIAがなくても、韓国と米国の同盟関係はゆるぎなく、実際、さらに重要である」と述べた。しかしながらマイク・ポンペオ国務長官は「失望」を表明し、ペンタゴンは「強い懸念」を表明した

韓国では、文在寅政権がGSOMIAから撤退使用とする決定に対し反対の声が上がっている。退役将軍グループ(韓国退役将軍及び提督国防会ーKORGAD)は、「間違ったGSOMIAの決定と非外交的行動-悪意ある文政権権によって意図的に実行された-は、大多数の韓国人の意志を反映したものではない。大多数の韓国人は、文政権とその仲間によって主導された売国的決定を支持してはいない。」

元上級外交官達もGSOMIAに関して「韓国、米国、日本の間における安全保障協力において不可欠な支柱である」という公式声明を発表した彼らはさらに、「日本との関係については、両国は現在、文政権が1965年の請求権和解協定、2015年の日韓「慰安婦」協定、そして最近では2016年のGSOMIAに違反または打ち切ったことによる交戦状態の境目に立っている」と付け加えた。GSOMIAの終了と日韓基本条約に対する違反は、間違いなく韓国、米国、日本の間の協力関係を弱体化させ、韓国と米国の同盟関係を損なうことになる。日米は共に文政権がGSOMIAを更新するよう呼び掛けている。

韓国と日本との関係を弱めることは、北朝鮮と中国を喜ばせることである。それは北朝鮮のガックン戦術を助けることであり、米・韓・日の三か国間安全保障関係に対する「ノー」を含む中国の「三つのノー」政策を支持することである。これは、韓国の国家安全保障にとっても国益にとっても役立つことではない。まだ時間があるといってもそう長いわけではない。韓国は、日本との関係を弱めたり断交したりすることによって北朝鮮のガックン戦術の餌食となるべきではない。韓国と日本は関係を修復し,強化すべきであり,韓・日・米の三国は地域安全保障の基盤として継続して共に働くべきである。

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